2021年9月13日月曜日

色彩知育法と色の与える影響

夏の学習の一つとして、色彩知育法というのを少し学んだ。

これがとても良かったので紹介する。

(きちんと講師の先生にも承諾済である。)


日本子ども色彩協会ブログ

https://kodomo-shikisai.com/bloginfo/blog/2191/


メインは乳幼児教育ではあるが、小学校以降でも十分に活用できるスキルである。

大人向けに講習会があったので、それを体験してきた。


理解がまだかなり浅いが、簡単に言うと次のような力を養うという。


・感じる力

・言葉の力

・自分を信じる力


例えばワーク中に「好きな色を3つ選ぶ」という活動がある。

この3つを選ぶという行為自体が自分の頭を使って判断する活動になる。

どの色を選ぶといいとか、この色はだめとかは一切ない。

文字通り「色々」でいい。


本人が好きな色

使いたい色

心身に必要な色


これらを素直に出して行うことがポイントである。


その色を使って、絵を作る。

ここでも自分の感性と頭を使う。

正解はない。

発表の際には子どもの気持ちに寄り添った、肯定的な声かけを行う。


小学校の授業で図工を行うと、次の言葉がよく出る。


「これでいいですか?」


まさに「正解」が自分の外にあって、そこに合わせて調節していこうという姿勢である。

これをなくしていく必要がある。


この質問には、次のように答える。

「○○というテーマだけど、○○君はこれでいいと思う?」


これで「いい!」と言えばそれでいいし、「ううん」と答えたらそれでやり直すだろう。

自分自身に問えるように「そのまま返す」がポイントである。

比べない・評価しない・できるできないを問わない、が大切だという。


実際のワークは次の流れで行った。


ハミング呼吸

色・言葉のアウトプット

発表・言葉がけ


この日は「きらきら星」を聞きながら目を瞑って2分間ほどハミングをした。

驚くほど頭がすっきりクリアになる。

呼吸法の大切さも体感できた。


脳科学をもとに作られたメソッドであるというから、最初に呼吸法が入る。

「何でハミング?」と思ったが、やってみてよくわかった。

ハミングでゆっくりと一曲歌うと、否が応でも深い呼吸をすることになる。

なるほど納得である。


ここでは、色についても学ぶ。

色にはご存知の通り、波長がある。

赤系は波長が長く、青系は波長が短い。

夕日が赤く染まる理由、日が完全に沈んだ後に、空が青や紫色に染まる理由がそれである。(最後まで届く。)


色はもちろん視覚で感じるが、肌でも感じるという。

色は「波」だからである。

色は直接影響を与えるという。

寝室の色は、寝ている間ずっと波として影響しているということである。


そう考えると、真っ白な部屋、真っ黒な部屋などで育児をすることは、あまり好ましくない。

赤ん坊には視覚以前に色を感じる力があるのだから、様々な色に触れさせる必要があるという。


人格形成にも影響を与えるということで、興味深く学ばせていただいた。


言われてみれば、私は色の名前もあまり詳しく知らない。

名前がわからないということは、認識できないということになる。


例えば「赤系」というだけでも、紅葉色、梅重、海老色など色々にある。

知らなければ、それら色々な色も全部単なる「赤」という括りになる。

語彙力や理解力の発達とも関連するという理由がよくわかる。

色の識別ができるようになったら、人生が色とりどり豊かになるかもしれない。


どちらかというと、育児中のお母さんの受講者が多いようである。

読者の中で当てはまる方がいらっしゃるようなら、一度受けてみるのもいいかもしれない。

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