2015年10月17日土曜日

体育指導 原因を見抜き、対策を数多打つ

今回は、現在専門に研究をしている体育の指導について。

体育では、技能の上達が大切である。
思考させたり意欲を持たせたりも大切だが、どんな場合でも技能は上達させたい。
算数で、自力で問題を解けるようにさせたいのと同じである。
(ちなみに、算数と体育はかなり似ている。上達や獲得までのステップの踏み方もほぼ同じである。)

跳び箱運動を例に考える。
跳び箱が跳べない子どもに対し、「がんばって跳びなさい」というのは誰でもいえる。
教師の仕事のレベルではない。

例えば、踏切が跳べない原因と考えたとする。
そこで、「踏切をしっかりしよう」と声をかける。
これも直接的すぎる。
踏切という局面に絞ったのはいいが、何をどうしっかりすればいいかわからない。

「『バン!』と音が鳴るように踏み切ろう。」
これは少しいい。
音という具体的な目安がつく。
しかし、これでもうまくいかない場合がほとんどである。

そこで、間接的に様々な手立てを講じる。
導入から色々やらせる。
ケンケンパーからケンケングーをさせて、両足踏切の感覚をつかませる。
足じゃんけんをする。
カンガルージャンプをする。
その場で足踏み&ジャンプをする。
踏切板に印をつける。
もっと前の助走段階で「ケンステップ」のような平べったい輪を置く。
どうしても踏切のタイミングがつかめない場合、手をつないで一緒に走ることもある。
・・・・

要は、一つの動きの改善に対し、いくつもの手立てを打てること。
これは、経験によるものも大きいが、
「なぜそれができないのか」&「どうすればできるのか」
という原因に目を向けると、色々思い付く。

気になる子への指導にも通ずる、基本的な考え方の一つである。

子どもの眼・子どもの心

夏の読書に、次の本を紹介する。 『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』 鹿島 和夫 編 フォア文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4652039077 35年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。 ...

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