2015年10月11日日曜日

教育実習生の授業のベースは、十年前の自分の授業

今年、教育実習生の授業を観る機会がたくさんある。
「どうしてこうやるの?」と聞く。
すると、「自分が小学生の時、このやり方で授業を受けてきました」という。

ある程度ストレートに大学に来たとして、今の20~22歳の学生が小学校で受けた教育は10年前。
私も当時教えた子どもたちである。

つまり、小学校教育そのものが、直接教員養成系大学の学生のお手本となっている。
講義でたくさん学んでいるかもしれないが、ベースは自分の受けた授業。
どの地方のどの小学校であっても、未来の教師を育てているといえる。

そう考えると、責任重大である。
「十年一日」とはよくいったもので、十年前と今で教え方が全く同じ場合、これは危ないかもしれない。
不易と流行という面で、不易の面を疎かにしないのは大切だが、単に工夫がないのはまずい。

今目の前にいる子どもへの教育は、十年後の子どもの教育にも何らかの影響を与える。
「研究と修養に励む」という不断の努力が教師に求められるのも、納得である。

教育における「おそれ」の必要性

前号で、教育の世界はポジティブ用語を好むという話を書いた。 ポジティブは必ずネガティブと裏表セットである。 教育において、恐怖という言葉は、忌み嫌われやすい。 しかし、安全・安心とルールを担保するために、恐怖は必要になる。 恐怖という言葉にどうしても抵抗があるなら、「こ...

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