先日のサークルでの学びをシェアする。
タイトルは、野口氏の教えである。
子どもが発言する。
教師はその言葉通り板書する。
これを「反射板書」と呼ぶ。
子どもの思いを大切にしている、と好意的に受け止められる。
しかし、これが学力形成にマイナスに働いていないか、という視点で見る。
そもそも、話し言葉と書き言葉は違う。
話し言葉は、どうしても冗長である。
書き言葉は、簡潔であることが求められる。
そして、子どもの発言を束ねて思考を促すのが板書の役割である。
そうして考えた時、「文体加工」した方がメリットが大きい。
「つまり、○○ということだね」と、要約してやる。
「大人の言葉」を教える訳である。
子ども、特に高学年は、大人ぶりたい時期である。
大人の言葉に触れた時、知的好奇心をそそられる。
この年齢の子どもには難しすぎる、何ていうのは、大人側の勝手な思い込みである。
(事実、幼稚園児は、実はものすごいことができる。
小学校に入学させたら保護者ががっかり、というのはよく聞く話である。)
どんどん、大人の言葉に文体加工する。
そうすることで、言語力が身に付いていくのである。
2012年9月27日木曜日
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