前回までの、特別支援の先生の話で、印象的なものを一つ紹介する。
「ミニ先生」についてである。
できるようになった子どもが、他の子どもに教える。
これはいい。
しかし、きちんとした子どもが、他の子どもに注意しはじめる。
これは、場合によって注意が必要であるという。
自治能力が高まってきたと考えると、いい面もある。
しかし、「ミニ警察官」化すると、学級に悪い影響を及ぼす。
子どもの素直さが失われかねないという。
注意している子ども自身にも、悪い影響がでる。
確かに、きちんとした子どもが、孤立しがちということは多い。
まるで教師のような言い方で周囲を注意し始めたら、要注意である。
子ども同士は誉め合って、支え合っていく姿勢をとらせる。
強く叱ったり注意したりは、やはり教師の領分である。
教師の側も、自分の身に置き換えてみればわかる。
同僚を注意するのも、なかなか気合いがいるだろう。
(先輩や後輩に比べれば、同期が一番言いやすいが。)
やはり、ルール等に関する注意投は、立場が上の人間にある程度きちっとやって欲しいと思うのではないだろうか。
子どもの「ミニ先生」化に、注意である。
2012年9月19日水曜日
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