前回までの、特別支援の先生の話で、印象的なものを一つ紹介する。
「ミニ先生」についてである。
できるようになった子どもが、他の子どもに教える。
これはいい。
しかし、きちんとした子どもが、他の子どもに注意しはじめる。
これは、場合によって注意が必要であるという。
自治能力が高まってきたと考えると、いい面もある。
しかし、「ミニ警察官」化すると、学級に悪い影響を及ぼす。
子どもの素直さが失われかねないという。
注意している子ども自身にも、悪い影響がでる。
確かに、きちんとした子どもが、孤立しがちということは多い。
まるで教師のような言い方で周囲を注意し始めたら、要注意である。
子ども同士は誉め合って、支え合っていく姿勢をとらせる。
強く叱ったり注意したりは、やはり教師の領分である。
教師の側も、自分の身に置き換えてみればわかる。
同僚を注意するのも、なかなか気合いがいるだろう。
(先輩や後輩に比べれば、同期が一番言いやすいが。)
やはり、ルール等に関する注意投は、立場が上の人間にある程度きちっとやって欲しいと思うのではないだろうか。
子どもの「ミニ先生」化に、注意である。
2012年9月19日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
0 件のコメント:
コメントを投稿