「きちんと掃除しなさい!」「やり直し!」
どこの学級でも見られる光景である。
教師としては、腹立たしいし、言う方も辛い。
言わないで済む方法はないのか。
結論、ないかもしれないが、注意を減らすことはできるように思う。
その一つとして、「掃除カンペキチェックシート」というものを提案する。
清掃主任が大掃除の時に「チェックポイント一覧」を出す学校があると思う。
あれに似たものを、日常的に利用する。
掃除場所を見回る時、それぞれ見るポイントがあると思う。
それを見て、きちんとやっているか判断している。
これを、子ども達に見える形で予め提示しておく方法である。
そして終了後、班長を中心にチェックして、担任に報告する。
(これがないと、確認がされない為。
子どもを誉める材料にもなる。
また、一応の責任者をおくことで、きちんとやるようになりやすい。
あくまで責任は、班長でなく班員全員。
担任が見るのも、チェックというより、成果を誉めたいという姿勢で。)
例えば教室掃除なら、
「四隅、教室のはじにほこりは落ちていないか」
「ほうきのほこりはとってあるか」
「教卓の下にほこりがたまっていないか」
「黒板のチョーク入れの中は整っているか」
といった、教師の側は気になるが見過ごしがちな点を入れておく。
トイレ掃除なら
「便器の周りが拭いてあるか」
「においはしないか」
といった、子どもが意識的につい避けて通りたくなる点を入れておく。
こうすると、やる気はあるけど、「きちんと」がわからない子どもの一助となる。
別に何ら目新しいことではないかもしれない。
最初作るのに、少し手間はかかる。
しかし、注意を少しでも減らせるなら、やる価値があるように思う。
何でも、工夫である。
うまくいかなかったら、変えればいい。
何かいい方法があったら、教えていただきたい。
2012年9月23日日曜日
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