2016年11月4日金曜日

子どもの意見を尊重すべきか

子どもの意見を尊重する。
文句なしに聞こえはいいのだが、これも場合による。
尊重しない方がいい場合もある。

子育てをしている方はわかると思うが、我が子の意見を完全に尊重していては生活が成り立たない。
例えばおやつを無制限に与えれば、夕食を食べなくなるのは自明の理である。
テレビやゲームも同様。
寝る時間を整えるのは、家庭教育の力であり、子どもの意見の尊重はしていられない。
しつけは「おしつけ」から来ているが、おしつける面があってもいい。

特に、安全に関する面は、「おしつけ」でいい。
安全の判断のできない子どもに、赤信号では渡ってはいけないと厳しく言い続ければいい。
安全は何よりも優先される。
(一方で、子どもの冒険心の尊重は大切である。
木などの高い所に登るのを一律に止めさせれば、将来的に逆に危険である。)

学級のささいな場面でいうなら、席替え。
子どもの意見の尊重は必要か。
これも、場合による。

座席を決める意義の最たる部分は、学習効果の向上である。
落ち着いて学習できる、交流ができるといった面を重視する。
視力の弱い子どもは当然黒板に近い前の方がいい。
学習の準備や作業速度が極端に遅いなど、直接教師が支援をした方がいい子どもは、近くにいた方がいい。
周りの動きを見れば真似して動けるどもは、二列目以降がいい。
これらのことがわかっているなら、座席は子どもの自由にせずに、指定した方が効果がありそうである。

こういったささいな場面は、たくさんある。
どこで子どもの意見を尊重するのか、こちらの意見で進めていくのか。
ねらいに即して判断し続けることが望まれる。

共感と勘違い

「インクルーシブ教育」に関連した話。 最近、刺さった本。 『跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること』 東田 直樹 著 イースト・プレス (2014/9/5) http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=21...

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