2015年8月9日日曜日

問:近づけば近づくほど見えないものとは?~原爆記念日に思う~

哲学者ソクラテスは、よく問を出したという。
教えることでなく、問うことで人間の思考が最も活発に働くことを知っていたのかもしれない。

最近自分が考えた問い。

「近づけば近づくほど見えないものとは?」

自分なりの答えを確定させてから読み進めていただきたい。

調べるとどうやらこのフレーズ、某有名アーティストが歌詞に使っていた。
自分は知らない歌だったが、先に発表した方が上である。
残念、負けた。
ちなみにこのアーティストの答えは「虹」。

もっと以前に、このあたりについて書かれた作品がある。
カール・ブッセ作「山のあなた」
というドイツの詩人の詩である。
教育出版5年生下の教科書に載っていた。(今も載っているかは不明。)

「山のあなた」(今見える山のはるか彼方)に幸せがあるらしい。
行ってみたら、なかったから泣きながら帰ってきた。
もっともっと遠くにあるらしい、と。
この詩を「どんなに探しても幸せはどこにもない」と読むと、浅い読みとなる。
カール・ブッセの答えは「幸」。

山と同じで、近くに行くと、それが見えなくなることがある。
富士山は遠くから眺めるから美しいのであって、富士山に登ったらあの姿形は見えない。
むしろ逆に、登山途中に散乱したゴミが気になって仕方ないという。
逆にゴミは、遠くからでは全く見えない。
それも含めて、富士山である。
富士山が富士山であることに変わりは無い。
認識の問題である。
「美」も距離感による。

私の答えは「感謝」。
身の回りには感謝すべきことで溢れているのに、近すぎて感じられなくなっている。
幸せも、近づきすぎると見えなくなる。
今の場所から、ちょっと離れてみると、色々なものが見えるかもしれない。

これは、「平和」も同様である。
今が大きな犠牲の上に成り立っていることを、すっかり忘れてしまう。
6日の広島に続く今日の長崎の原爆記念日は、慰霊とともに平和について見つめ直す日である。

スペースを埋めない

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