2015年8月21日金曜日

水泳で顔に水がかかるのを怖がる子どもへの指導 後半

前回の続き。

恐怖感の逆は安心感。
安心感を引き起こす行為の一例は、抱っことおんぶである。
水の中で指導者が抱っこやおんぶをして慣らす方法もある。
スイミングスクールで幼児を指導するコーチなどが、割とよくやっている。
おんぶして歩いている内に、「うっかり」水がはねてしまったり、「うっかり」すべってしまう。
そうすると、子どもの顔に水がかかる。
「ごめんごめん」などと言いながら、プールを歩き回る。
そういう方法もある。

また、晴れの日よりも雨やくもりの日の方が恐怖感は増す。
明るいよりも暗い方が、温かいより冷たい方が恐怖感が増すのは当然である。

ちなみに、やや別の例になるが、シャワーが怖いという場合、その冷たさにも恐怖の原因の可能性を考える。
冷たさというのは、体を硬直させる。
体の硬直は、恐怖時にも起きる。
恐怖時の体の状態をつくれば、恐怖感が引き起こされる。
体と心はリンクしているのだから、当然である。
試しに、風呂で頭を洗う時に、真水で洗ってみるとわかる。
慣れないと、水がかかった瞬間にぐっと体が引き締まり、恐怖感に近い感覚があるはずである。

逆に言えば、シャワー一つも、みんなで楽しい雰囲気を作ると怖くなくなるという面もある。
例えば「かえるの歌」をクラスで合唱しながら浴びてみる。
1番をみんなで歌い終えるまで浴びる。
割合楽しくやれる。
(しかし、水が極度に苦手な子どもにとってはやはり恐怖のシャワーである。)

要は、「そんなことまで!?」というぐらい用意しないと、恐怖感は取り除けないということである。
正直、かなり手間である。
しかし、手間暇かけた分だけ、顔を水につけられるようになった時の喜びは大きい。
決して根性論や相手への原因論に陥ることなく、指導する自分自身との戦いだと思って色々試していきたい。

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