2015年8月1日土曜日

率先垂範で見えるものがある

公開研究会では、こうもり振り下りの授業展開を見ていただいた。

この授業は、私自身の憧れからスタートしている。
前にもお伝えしたが、萩谷高史先生のセミナーの映像である。

こうもり振り下り。
萩谷先生の教えた子どもの見せるウルトラCの技の数々。
その中の中心を占めるといえる技が、こうもり振り下りだった。

見た瞬間の感想は、
「あれは、ちょっときつい」
である。
「体の軽い子どもなら・・・」とも正直思った。

しかし、である。
「自分もやってみたい」というのが、本当のところ。
私は元来、単純な性格なので、憧れると熱中しやすい。
「やってやれないことはない」と考えた。

そこで、研究してみた。
色々な本を読んだり、映像を見たりしている内に、気付くことがあった。
多くが、前方(鉄棒にぶら下がった上体での背中の方向、着地の方向)への指導であった。

しかし、着目すべきは、後方への振りであると思った。
予備動作である。
バッティングで言うなら、ミートの瞬間というより、バックスイング。
予備動作の結果として、自然と望ましい動き(結果)が引き出される。

理論的には、正しいはずである。
この通りにやれば、できるに決まっている。

実際に、やってみた。

まさに、陸の上の水練。
実際やると、それだけではうまくできないのである。
着地できるはずが、四つん這いの姿勢で、べたっとマットに這いつくばる。
そして、膝の裏が強烈に痛い。

原因は、軸にあった。
膝裏を軸とした振り子運動であるため、この軸がぶれると、振り子の力が激減する。

そこで、補助をお願いした。
何とか、着地できた。

しかし、膝がうまく外れない。
そこで・・・
次は、膝が痛いのを何とかする。
そこで・・・
今度は、膝が痛くない分、落下しやすくなった。
そこで・・・
・・・・・・・・・・・・・・

こんなことを繰り返して、何とか自力でも着地できるまでに至った。
(上手いとは、到底言えないレベルである。)

自分の経験を通して、何ができない原因かを、実感として掴めた。
そして、途中の危険も知った。
マットは必須。最悪落ちても事故を防げる。
補助はあった方がいい。
安心感で、技の精度が上がる。
「何でここができないのか」に、共感できる。

やはり、自分は泥臭くいくのがいいと感じた。
率先垂範・主体変容。
ここに尽きる。
かっこよくスマートにはできなくても、そこから得られるものが必ずあると実感した。

オレオレ病

作家であり心理学者でもある、早稲田大学名誉教授の加藤諦三先生の言葉。 ================ 他人のために何かをしてあげれば、 大抵の自分の悩みはたちどころに消える。 ================ 大学生の頃、教育心理学を専攻していたこともあり、加藤諦三先...

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