木更津技法研での学びのシェア。
サークル内で「褒める」と「叱る」の割合、バランスについて話題になった。
褒め方、叱り方の問題。
質と量の問題。
色々出た。
視点の話と同じなのだが、要は受け手次第、というのが持論である。
叱ると褒める自体に善悪も是非もなく、とちらも伝達の手段と見る。
どんなに相手の為を思って伝えても、受け手次第。
褒めて喜ぶかもしれないし、嫌がるかもしれない。
特に一斉指導の場合では、ここが端的に現れる。
同じ言葉を同じ時に伝えても、色々な受け取り方をする。
三十人いたら、三十通りの解釈である。
休み時間「○○さーん」と名前を呼んだだけでも、喜んでとんで来る子どもから、
「何かしたかな…」と暗い顔になる子どももいる。
繰り返しになるが、要はすべて受け手の解釈である。
その反応は、こちらの意図とは無関係である。
それを踏まえて、指導にあたる。
アドラー心理学にある事実を見て、「認める」というのが、私には使いやすい。
褒めまくる、ばっちり叱るのが合う人もきっといる。
いずれにせよ、相手の受け取り方はよく見る必要がある。
指導者の思いも大切だが、それが目の前の「○○さん」に伝わる手段かどうかはよく吟味したい。
2015年8月17日月曜日
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