2013年11月27日水曜日

ノミの天井

朝の話等で使える話として一つ。
「ノミの天井」の話。

ノミを飼育ケース内で育てる。
普通の昆虫飼育ケース程度のサイズである。
ノミの生来備わったジャンプ力からすれば、跳ぶ度に確実に天井に叩きつけられることになる。
何度も痛い思いをする内に、小さく跳ぶことを学習する。
しばらくその環境で育て続けると、箱の天井をなくしても、本来のように高く跳ぶことはできなくなるという。

ノミに生来備わった驚異的ジャンプ力が、失敗経験によって失われるという話である。
ノミに「天井はもうないよ」と教えてあげることはできない。
もうずっと、跳べないままである。

これを、人間の場合で考える。
飼育ケースとは「環境」であり「常識」である。
生来のジャンプ力は「才能」。
ジャンプは「挑戦」。
天井にぶつかるのは「失敗」と「苦痛」。
小さく跳ぶようになるのは「学習」。
天井をなくしても跳べないのは「恐怖」による「限界」の自己設定。

この状態から回復させるにはどうすればいいのか。
長くなるので次号に続く。

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