やる気には個々に「ニーズ」がある。
人によってスイッチの種類が違う。
たくさん持っている人もいれば、少ない人もいる。
しかし、どんなにたくさんある人でも、なぜか動かないという場合もある。
例えば、配電盤を見る。
たくさんスイッチがある。
その中に「主電源」というものがある。
これが入ってないと、他のスイッチが作動しない。
落雷時のブレーカーが落ちた状態である。
これを教室で考える。
例えば、本来歌が大好きな子どもがいる。
「歌を歌う」スイッチをオンにしたい。
あれこれ手を打つが、歌わない。
どうしたことか。
一人だけ歌わないのなら、個人的な問題を抱えている。
体調不良かもしれないし、家族や友達とのトラブルかもしれない。
しかし、クラスの大半がそうであるのなら、集団的な問題である。
歌の「やる気スイッチ」以前の問題で、根幹の問題である。
学級経営の主電源は「安全・安心」である。
これがないと、あらゆるスイッチは機能しない。
歌うとばかにされる、浮いてると思われるような学級では、歌えない。
逆もありきで、何をやっても受け止めてもらえる学級では、表現活動が活性化する。
私の知っている限りでも、素晴らしいと思う学級はここが強いように思う。
全員が合唱団のように口を開け、楽しそうに歌う学級。
全員がノリノリでダンスを踊りまくる学級。
全員がお笑いのコントを見せ合って爆笑している学級。
全員が劇で主役級に輝いて演技する学級。
全員が授業中に自由に発表できる学級。
どれも、受け止めてもらえる「安全・安心」感がベースにある。
何かに挑戦しようという時、「安全」という前提がある。
失敗しても大丈夫。
いわゆる「セーフティネット」である。
ジェットコースターに乗れるのも、ベルトやその他安全設備のお陰である。
基本が「危険」であるなら、命知らずやパフォーマー以外は乗らないだろう。
自分の学級のレベルはどこなのかを、まずは見極める。
安全レベルができてないのか、その後の方法の工夫なのか。
根幹の部分が揺らいでいるようなら、ハウツーの前に、そこの対策が必要である
2013年9月10日火曜日
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