新しいクラスになり、子どもも教師も期待に胸をふくらませて始まる新学期。
いいクラスにしたいと、誰もが願う。
こんな話をした。
「アラビアに伝わるお話です。
ある若者が、自分の住むべき町を探して旅をしていました。
町の老人にたずねました。
『ご老人。この町は住みよい町かな?』
『お前の以前住んでた町はどうだった?』
『最低だ。周りの人は意地悪ばかりで、住みにくいことこの上ない。』
『この町の人は、意地悪ばかりで、住みにくいことこの上ないよ。』
若者は、他の町を目指して去っていきました。
もう一人、別の若者が来て、全く同じことを老人にききました。
『ご老人。この町は住みよい町かな?』
『お前の以前住んでた町はどうだった?』
『素晴らしかった。周りの人は親切な人ばかりで、できるならもう一度住みたいぐらいだ。』
『この町の人は、親切な人ばかりで、素晴らしい町だよ。』
若者は、この町に住むことにしました。
老人は、なぜ別々の答えを言ったのでしょうか?
それは、この町が良いか悪いかは、住む人の心次第だと知っていたからです。
クラスも同じです。
良いクラスにしたいと思っている人?(挙手)
そうですね。
先生も、絶対良いクラスになると思っていますよ。」
新しい職場に異動した人も多いと思う。
やはりそこが良いか悪いかも、本人次第。
「住めば都」という言葉もある。
子どもも教師も前向きな考えを持ちたい。
2013年5月28日火曜日
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