問題行動を起こす子どもがいる。
なぜ問題行動を起こすかというと、それをやると注目されるから、という面が強い。
負の関わり方ではあるが、確実に教師の関心を引く。
うまくいけば、全ての関心も教師も「独り占め」である。
その間、他の子どもとの関わりは断絶される。
教師としては、よかれと思ってやっている。
問題行動のある子どもを正すことが、他の子どものためにもなる。
そう信じてやっているが、他の子どもからは
「(よく叱られている)○○君は、先生のお気に入り」
と思われていることがある。
特に、クラスの中間層の子どもには注意が必要である。
問題行動を起こす子どもや、学力面で手のかかる子どもとは、関わりが多くなりやすい。
また、様々な面での能力が特に優れ、活躍が多い子どもも、関わりやすい。
中間層には、目が行き届きにくい。
何でも大体2:6:2に分けられる。
中間の6が上位群と下位群のどちらに引っ張られるかで、全体の質が決まる。
学級では、つい「目立つ」子どもに目が行きがちである。
負の行動へ関わりすぎると、その行動を強化することにもなりかねない。
まずは全体のことを考えて、何がいいのか、正しい選択をしたい。
2013年5月13日月曜日
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