学習会での学びシェアが途中だったので再開を。
今回は「係・当番活動を廃止する」ことについて。
「○○係」や「掃除当番」「給食当番」等は、学校生活をしていく上で必要である。
しかし、「係だからやる」「当番だからやる」という状態は、逆も生む。
例えば、「落ちているゴミを拾う」なんて係はいない。
気付いた人が、拾う。
できれば、学級の係や当番もここに持っていきたい。
いきなりは無理である。
最初の内は、仕事を覚える意味でも、全員経験した方がよい。
むしろ「係・当番なのにやらない」というのが、一般的な状態だろう。
しかしながら、3学期には、そうしなくてもやれる学級ができたらベストである。
例えば、給食の準備は、全員でする。
早く身支度ができた人から並び、人数が揃ったら給食室へ出発する。
全員身支度しているので、配膳等もみんなで行える。
係も、同じような仕組みで、気付いた人が率先して行うようにする。
「やらないでサボる子どもが出る」という意見もある。
しかし、8割の子どもが率先して動くレベルにいった学級でその状態なら、当番でさせても教育効果は同じである。
掃除も何でも「やらせていただく」の精神に至れば、あらゆることが変わってくる。
実際にそうなっている教室があるのだから、絵空事ではないようである。
理想のゴールを、教師自身が想像できていることが大切である。
私は、そういう状態を想像していなかったので、今年度はそこに至っていない。
教師自身が高い状態の学級の存在を知っておくことの大切さを学べた。
他校への教室訪問等も、そういう意味で大変有効ではないかと思う。
2013年4月19日金曜日
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