2013年2月22日金曜日
ストロークは「心の栄養」
今回も原田隆史先生からの学びの一部をシェアする。
原田先生の著書を読んだことのある人は知っていると思うが、「ストローク」について。
ある精神科医が開発した言葉で、要するに、言葉や身振りで相手に働きかけることである。
ストロークは縦軸と横軸で分け、全部で4種類ある。
「肯定的」と「否定的」。
これは、読んで字のごとく、誉めるか叱るか、という感じの違い。
「条件付き」と「無条件」。
これは、「○○だから良い(悪い)」か、「存在そのものが良い(悪い)」という感じの違い。
教師の声かけや働きかけは、ここを意識して行うと良い。
例えば、悪いことをした時。
「君の全てがダメ」と人格そのものを否定する場合。
無条件の否定的ストロークになり、マイナスの影響を及ぼす。
逆に「君はOKだが、この行為のここはダメ」という場合。
条件付き否定的ストロークになり、否定的だがプラスの影響にもなる。
肯定的ストロークはプラスの影響になりやすいが、表面的だと感じられると逆にマイナスの影響にもなる。
いずれにせよ、ストロークは「心の栄養」である。
身体と同じで、いっぺんに大量に与えすぎるのでなく、毎日継続的に与え続ける必要がある。
身体と同じで、足りないと栄養失調を起こし、不調になる。
そういう視点で、自分の声かけや働きかけを見直してみる。
意外と、バランスの悪いストロークを与えていたりする。
毎日、子どもの心に栄養を与えたい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
0 件のコメント:
コメントを投稿