昨年だが、ある道徳の研究会に出た。
道徳の授業を、徳目中心から、素晴らしい先人の生き方から学ぶものにしていこうという会である。
有名な先生方がパネリストとなってのパネルディスカッションが最後にあった。
これが、50分だったのだが、進行等で色々あり、時間が押した。
パネリストが4人で最後に質疑応答もあるので、一人あたりの持ち時間は10分程度である。
私のお目当ての先生が意見を言う番には、後にまだ一人いて質疑応答もあるのにあと15分という状態であった。
どうするのか見ていたら、その先生は5分もしないで話を終えられた。
その後の質疑応答は、すでに終了時刻オーバーであった。
その先生に質問が来た。
やや批判的な内容である。
どうするか見ていたら、笑顔で「仰る通りです」と言って、10秒で終えられた。
絶対、言い返せる内容だったが、「仰る通りです」だった。
「素直であれ、謙虚であれ」と普段から話されているが、それを体現していた。
やはり、すごい人は違うと実感した。
時間はみんなのものである。
それを尊重するのは、人を大切にしていることと同義であると学べた。
2013年1月9日水曜日
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その先生は大したものですね。
返信削除正直、そう思います。
私も、そういう心を汲みとってお手本にしたいと思います。
よいお話をありがとうございました。
http://edlwiss.seesaa.net/
コメント、ありがとうございます。
返信削除素晴らしい先生です。
またお立ち寄りください。