前回の話と関連のある言葉を本で見つけた。
「この世に『雑用』という用はありません。
私たちが用を雑にした時に、雑用が生まれます。」
カトリック修道女の渡辺和子さんの言葉である。
渡辺さんが修道院で研修していた頃、皿を並べる仕事があった。
機械的に皿を並べていた渡辺さんに、修道院長さんから一言、
「何を考えながら仕事していますか?」
「別に何も」
すると修道院長は、
「あなたは時間を無駄にしていますよ」
「一枚一枚の皿を並べる時に、それを使う人の幸福のためを祈りながらしてはどうですか」
それ以来、小さな仕事にも価値を見出すことができるようになったという。
ちなみに出典は次の本である。
「きっと勇気がわいてくる魔法の言葉 1あこがれの人の言葉」
中井俊巳・文 せきねゆき・絵 汐文社
小さなことを雑にしない。
「仕事と思うな人生と思え」に通じる考え方だと思い、紹介した。
2013年1月29日火曜日
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