私は自分の学校に採用試験を受ける講師や実習生が来ると、必ず尋ねる。
「何で先生になりたいの?」
明確に答える人は、ほとんどいない。
「子どもが好き」「教える仕事がしたい」「子どもと楽しく過ごしたい」
面接なら、どれも×の回答である。
教師という職業において、それはやりたい理由ではなく、「前提」である。
(子どもが嫌い、教えるのが嫌いな教師に、誰が教わりたいというのか。)
やはりこういうことには、自分なりの具体的な理由や夢を語れるようにしたい。
例えば、
「自分は子どもの頃いじめられていた。
辛い思いをしている時、先生が助けてくれた。(または助けてくれなかった。)
だから、自分は教師になって、辛い思いをしている子どもを一人でも多く救いたい。」
具体的なエピソードや経験から、何を目指しているかまで答えられたら、芯があると判断できる。
(嘘はいけない。)
私も明確にある。
日々の実践も、メルマガ発行も、全て自分の目標に向かっての行為である。
目標に向かって、毎日0.1%の成長をすること。
これが私の日々の目標である。
1ヶ月すれば、3%成長、1年で何と36%も成長する。
(実際、そううまくいかない。下がってる日もある。)
「何のために教師になったのか」は、教員採用試験を受ける人のためだけの問いではない。
既にこの職業に就いている、全員に常に投げかけられている問いである。
2011年12月1日木曜日
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