本のタイトルの話の続き。
よくあるキャッチコピーに「これ1冊だけで大丈夫」がある。
本当だろうか。
これは、あながち嘘とも言い切れない。
ただ前提として、その本に書いてあることを実行すればという話である。
各種トレーニング本などはまさにこれで、恐らく実行し続ければ効果は出る。
しかし現実は、実行自体が難しいか、飽きてやめてしまう。
本に書いてある内容は、どれも
1.知る
2.実行する
3.実行し続ける
の3ステップで完結なのだが、大体が1でとまる。
2は勇気ある決断が必要だし、3は強い意志が必要。
2と3のステップを踏むということは、新しい何かを人生に取り入れるということ。
つまり、相当に余裕がない限り、今ある何かを捨てる必要が出る。
このステップには、世の多くの人が苦手な部分が含まれる。
「感動は生もの」ということを書いたが、まさにあれ。
読んだり話を聞いたりして、すごく感動する。
「もう、こんなすごいこと知ってしまった!」と興奮する。
そこで、それをいつ生かすのかである。
そのために、できそうなことを「1つ」だけ決めて、あとはきっぱり捨てる。
1つでいい。やってみる。実行あるのみ。
タイトルやキャッチコピーの真偽は、結局受け手次第でもある。
書き手はそれも念頭に入れた上で、買った人が読んだ後も満足するタイトルをつけるようにしたい。
2016年9月29日木曜日
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