2016年1月28日木曜日

子どもの作品をけなさない

最近あった、ある水族館での出来事。

水族館内のあるコーナーの遊び場。
大きな画面があり、様々な魚が画面内を泳いでいる。
自分が書いた魚が画面内を泳ぎ回るというもの。
子どもたちが自由に描いて、それを「水槽」に放つ。
見ていて楽しい。

我が子らも個性的な魚を描いて、ついでに自分の名前も入れていた。
親に似て、なかなかに自己主張の強いやつである。
大いに褒めた。

隣で、5,6才ぐらいの子どもが、ニコニコしながら同様に魚を描いていた。
画面に大きくポンっと出た。
瞬間、母親と思しき人の口から出た言葉が
「何これ、ださっ。」
であった。
その子どもは、何も言わずに魚を眺めていた。

ここで「あんたねぇ」とは、もちろんいかない。
休日の穏やかな時間に、見知らぬ家庭の親を説教する気合いはない。

ただ、暗澹とした気持ちになり、思うところはあった。

これは、遊びである。
だからこそ、「うまく描く」必要は全くない。
楽しく描いたものを褒めてやればいい。
それだけの話である。

子どもには、ブラックジョークは通じない。
「けなして褒める」という手段であっても、あくまで大人向けである。
例えば「お前みたいなバカはいない」という褒め方は、子どもには通用しない。
直接的に「発想がすごい!素敵!」と褒めてやるに尽きる。

「上手い下手」という話でいえば、どんなに上達しても、上には上がいる。
この例でいえば、本当はその親に「じゃああんた手本を描いて」と言ってやりたい。
それで、周りの人に評価してもらえばいい。
まず怖くて描けないはずである。

常に比べていたら、永遠に自信が持てない。

下のレベルの人と比べない。
傲慢になるだけである。
以前の自分だと思って、温かく見守るか励ます。

上のレベルの人と比べない。
自信を失うだけである。
まだ見ぬ自分だと思って、憧れをもって教えてもらい、学ぶ。

子どもをけなさない。
まして他人と比べない。

子育てどうこう以前に、教育全般の超基本中の基本である。

歴史の鉄則 便利と義務

最近読んだ本からの気付き。 次の本から、一文を引用する。 『サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福』 ユヴァル・ノア・ハラリ 著 柴田 裕之 訳 河出書房新社 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309226712/ ======...

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