2014年10月26日日曜日

君子固より窮す、小人窮すれば斯こに濫る

地元サークル木更津技法研での学び。
野口芳宏先生による『論語』の講義。
野口先生は、『孔子』(井上靖著 新潮文庫)という本を読んで、次の言葉のくだりの話に、深い感銘を受けたという。

君子固(もと)より窮す、小人窮すれば斯(こ)こに濫(みだ)る

孔子の一団が災難に遭ってすべてを失い、食糧不足で立ち上がることもできないほどになった。
弟子たちが困窮の極みに達した時、弟子の一人が孔子をなじって次のように言った。
「君子であっても窮することがあるのか。」
その問いに次のように答えた。
「君子であっても窮することはある。
 小人は窮すれば必ず乱れる。
 しかし君子というものは、窮すれど乱れることはない。」
この言葉をきいて、弟子は孔子に深い感銘を覚え、一層奮起したという。


以下は講義を受けた私の感想。

例えば職場で、何か失敗をする。
自分はダメだと思う。
色々なことが嫌になる。

そもそも、この思考パターンが「小人」そのものだとわかった。
「窮する」状況に「乱れて」いる。

聖人君子であっても、失敗はする。
(この部分が勘違いしやすい。すごい人たちほど、深くきけばすごい失敗だらけである。)
困ることは起きるという前提である。
しかしそれにどう対処するかが、分かれ目なのだろう。

失敗した。
ではどうするか。
これを客観的に考えられることが、理想の人格に近付くことになる。

失敗から逃げるのが最低の対処法。
失敗に立ち向かう智恵を持ちたい。

子どもの眼・子どもの心

夏の読書に、次の本を紹介する。 『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』 鹿島 和夫 編 フォア文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4652039077 35年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。 ...

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