2014年10月28日火曜日

8の字・大縄 回し手は教師か子どもか

8の字・大縄へのブログアクセスが急上昇中である。
需要の高いこのネタでしばらく書いていく。

8の字も大縄も「回し手が8割」である。
特に初期段階ではこれがいえる。
大縄に関していえば、回し手が最低レベルまで育たない内は、中で跳ぶ練習はほぼ意味がない。

そんな大切な回し手だが、これを教師がやるか、子どもがやるかということは違いが大きい。

教師がやる場合を考える。
最大のメリットは、安定感。
初期段階から跳ばせられる。

また、教師も一緒にやっているので、一体感も得やすい。
学級経営における「縦糸」が強くなる。
短所は、自分が回しているため、個別の指導がしにくいことが挙げられる。

子どもがやる場合を考える。
最大のメリットは、子どもたちだけで運営できる点。
回し手さえいれば練習になる。
レベルが上がると、自分たちだけでまとまって真剣な練習ができるようになる。
学級経営における「横糸」が強くなる。
また、教師の手が空くので、外の視点で見ることができ、それぞれの場で個別指導できる。
短所は、初期段階でうまく回せないこと。
最低二人の回し手を育てないといけない。
育つまで、練習の進みも悪い。
いわゆる「初期投資費用」がかかる。

どちらが良いとは言い切れない。
状況やねらいによって、手段は異なる。
低学年か高学年かによっても違う。
たとえ中学生であっても、回した経験がなければ、いきなり回させるのは無理がある。
(正しい知識ゼロで練習に臨むのは、能率が非常に悪い。)
適切な手段の見極めが大切である。

自分の場合を例に示す。
最初は一緒に回す。
ペアで回す子どもは、色々と変える。
良い回し手になりそうな子どもの目安の一つは、上手に跳べること。
良い跳び方が分かっている子どもは、回し方にも気を配れる。
(例えば、僅か1cmでも空中に跳べば縄が通る、というような感覚。)
その内、休み時間などに子どもたちだけで回して遊ぶようになる。
そうしたら、うまく回せるペアが自然発生するので、あとは任せる。

低学年でも高学年でも、そうする。
時間がかかるかどうかの違いだけである。
ねらいが、クラスの絆作りという「横糸」の方にあるからである。

教師も一緒になって回すことで、一体感を味わうのもいいと思う。
それも一つの醍醐味である。

長期的なねらいと現在の状況に応じて、どちらを選ぶのか、意識的に選択したい。

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