2013年7月28日日曜日

校外学習は予備知識がカギ

かなり遅れるが先日のワールドカップ予選最終戦の話から。
私もサッカー部だったので、サッカーの試合は見ていて面白い。
サッカーに興味のない人と、大ファンの人、経験者、それぞれ見方が違う。
見えるものが違う。
解説者などは、めちゃくちゃ「見える」人である。(多分。)

本田選手が後半43分でPKを決めた。
決めたこと自体がすごいのだが、この場面も人によって感じ方は千差万別である。

私は自分のポジションがFWだったので、PKを蹴る場面も多かった。
やったことのある人はわかるが、PKのプレッシャーはすごい。
「決めて当然」の場面ゆえ、「絶対外せない」のである。
キーパーは「決められて普通」なので、逆に「ヒーローになるチャンス」である。
(と、キーパーの友人が語っていた。よくPKを止める男だった。)

相手がハンドして審判の笛が鳴った瞬間、本田選手は即座にボールを抱え込むように持った。
あの大舞台で、迷うことなく「絶対俺が蹴る」という感じでボールをセットした。
そこに感動した。
すごい責任感である。(いや、作戦で決まっているのかもしれないが。)
しかも、ど真ん中に蹴った。
すごい度胸である。
決めたことより、そこに感動した。

そういう感動をするのは、多分経験者だけである。
そこに関して知識と経験があるから、感動する。

知識と経験で、見えるものが違う。

例えば、校外学習で鎌倉に行く。(やっと本題)
八幡宮の舞殿を見る。
「義経の恋人の静御前がここで頼朝に反抗したのか」としみじみ眺める子ども。
ただ「鳩が多いなぁ~」と口をあけて見ている子ども。
倒れた後の大銀杏を見る。
「実朝への公曉の恨みがここで晴れたのか」と歴史に思いを馳せる子ども。
「銀杏倒れたんだなぁ~」と思うだけの子ども。
同じ時同じ場所に行っても、得るものは天と地の差である。

事前の知識量が多ければ多いほど、得るものも比例して多くなる。
校外学習は事前学習で予備知識を蓄えることが肝である。

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