陸上記録会や運動会が終わる。
その時、何を子どもに言うか。
勝とうが負けようが必要な指導がある。
一つは、子どもに「成長の自覚」をさせること。
行事に参加する前と終わった後で自分がどう変わったのか。
よく行事が終わると思い出作文を書かせるが、成長や変化を書かせるのも良いと思う。
書くことで成長を確認して自覚することができる。
成長を言って聞かせ、書かせてみせて、さらに誉めてやるのが良いと思う。
もう一つは、「感謝の心」を持たせること。
もし勝ったなら、それは誰のお陰様なのか。
自分の勝負なのだから、自分が努力したのは「当たり前」である。
しかし、周りの協力や助けは決して「当たり前」と思ってはならない。
「有り難い」ことである。
ここも成長と同様に自覚させる必要がある。
勝負に勝ってもそこが抜けたら、意味がない。
勝って驕り高ぶるようなら「平家物語」と同じである。
そうなるなら負けた方がずっといい。
「勝って兜の緒を締めよ」という諺もそこで教える。
勝ったからこそ学べること、負けたからこそ学べることがある。
結果がどうあれ、全てを子どもの成長につなげるよう指導したい。
2013年7月19日金曜日
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