2013年7月24日水曜日

床に物を置かない

「時を守り 場を清め 礼を尽くす」
森信三先生の有名な言葉である。

今回は「場を清める」ことについて。

その場にある物は「気」を発するという。
荒れた物からは荒れた気が出て、空間に影響を及ぼす。
掃除は、場を清めると共に気を整える行為でもある。

何度も指導したことは、子どもも覚える。
そうすると、合い言葉のように返すようになる。
その中の一つに
「物の扱いは?」「人の扱い!」
というのがある。

物の扱い方と人の扱い方(接し方)は同様、という考え方である。
そう考えると
「物は両手で扱う」
渡す時は「どうぞ」
受け取る時は「ありがとう」
なども、全て合点がいく。

「床に物を置かない」とも教えている。
実質的には、つまずいて転ぶということもある。
しかし何より、物をぞんざいに扱うその心構えを正したい。
紙くずなどのごみも物の一つであるから、それも拾う。
「誰が拾うの?」「自分が拾う!」
「いつ拾うの?」「今でしょ!」など掛け合いも楽みながら行う。
(ややブームが去った感もある。)

床に物が置かれていないか、という視点で教室を見てみると、発見があって面白いと思う。

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