教師という職業は素晴らしい。
しかし、結構そのことを忘れてしまって過ごしてしまうことが常である。
先日紹介した「あこがれ先生プロジェクト」のある講師の方の話に驚いた。
クラスの子どもにに「将来つきたい職業」のアンケートをとったという。
一位は何が来るだろうか。
スポーツ選手やアイドルだろうか。
女子は「パティシエ」という、昭和生まれにはなかった呼び名の職業が上位に来る。
医者や弁護士も人気らしい。
この先生のクラスでは、何と一位が「教師」なのだという。
よほどこの先生が楽しく毎日を過ごしているのだろう。
子どもが「大人っていいなぁ」と思うことは間違いない。
このクラスからはニートも出ないだろう。
最高のキャリア教育推進である。
ちなみに、我が子に将来の希望を失わせる簡単な方法がある。
(中村文昭氏の言葉である。)
毎日、帰宅したら背広を脱ぎながら「ああ~、今日も疲れたぁ~」と言うことだそうである。
「大人って疲れるんだなぁ」と、絶望させるのに効果的だという。
教室でも同様のことをしていないか、気を付けたい。
世に「先生」と呼ばれる仕事はそう多くはない。
せっかく就いたこの職業で、精一杯生きてみたい。
2013年7月13日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
0 件のコメント:
コメントを投稿