教師という職業は素晴らしい。
しかし、結構そのことを忘れてしまって過ごしてしまうことが常である。
先日紹介した「あこがれ先生プロジェクト」のある講師の方の話に驚いた。
クラスの子どもにに「将来つきたい職業」のアンケートをとったという。
一位は何が来るだろうか。
スポーツ選手やアイドルだろうか。
女子は「パティシエ」という、昭和生まれにはなかった呼び名の職業が上位に来る。
医者や弁護士も人気らしい。
この先生のクラスでは、何と一位が「教師」なのだという。
よほどこの先生が楽しく毎日を過ごしているのだろう。
子どもが「大人っていいなぁ」と思うことは間違いない。
このクラスからはニートも出ないだろう。
最高のキャリア教育推進である。
ちなみに、我が子に将来の希望を失わせる簡単な方法がある。
(中村文昭氏の言葉である。)
毎日、帰宅したら背広を脱ぎながら「ああ~、今日も疲れたぁ~」と言うことだそうである。
「大人って疲れるんだなぁ」と、絶望させるのに効果的だという。
教室でも同様のことをしていないか、気を付けたい。
世に「先生」と呼ばれる仕事はそう多くはない。
せっかく就いたこの職業で、精一杯生きてみたい。
2013年7月13日土曜日
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