2013年7月6日土曜日

肝心「要」のお話

前回の続き。

実は、1年ほど前に自分がこの「アーチ橋」で模擬授業をした。
その時、野口先生に割と良い評価していただいたのが
「かなめ石を漢字に直しなさい」からの一連の発問だった。

具体的に紹介する。
「かなめ石を漢字に直しなさい」→要石
「要とは何ですか。」→辞書を引く
「要を部分に持つ漢字を挙げなさい」→腰
「腰という字を用いた慣用句を挙げなさい」
→本腰を入れる、腰が抜ける、腰砕け、他
ここから、人体にとっての要が腰であることに話をつなげた。
今なら、更に「立腰」の話につなげると思う。

因みに、要の上の部分は、人体の中央部に両手を当てた形の象形文字が変形を重ねたものである。
女が付されるのは、腰の発達した女性という意味からである。
つまり、「腰」が意味としては先である。
腰が人体のかなめであることから、かなめの意味になった。
(以上「新漢語林」より)

ここまで授業でやれば、要石の重要性に気付くのではないかと思う。
読み取りを深くするために、発問の一つとして提案したい。

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