最近、朝の読み聞かせをやっている。
絵本である。
机を下げ、全員を前に集めて座らせる。
座る位置は自由だが、聴く姿勢を持つことだけが条件である。
(よって壁によりかかるのは不可。)
自分の好きな絵本を5分程度読む。
長いものは、2回に分けて読んでいる。
初任の頃から結構ちょいちょいやっていたことなのだが、今年度は初日から続けている。
朝学習の時間が設定されているから、余裕があるのも理由の一つである。
これをやると何が良いのか。
まず、話を聴く姿勢ができる。
基本的に楽しい本ばかりなので、真剣に話を聴く。
この時ばかりは、やんちゃ坊主も静かである。
しんみりするものがあれば、ものによっては、笑いが起きるものもある。
朝から落ち着いた雰囲気や、または笑顔で始められる。
そして、遅刻が減る(らしい)。
朝の読み聞かせを楽しみに来る子どももいるそうな。
(何かの本で読んだことがある。)
その時々に伝えたい、道徳的な価値も伝えられる。
個人的に好きな本をいくつか。
「百万回生きたねこ」(卒業前などに読むことが多い。)
「3匹のかわいいおおかみ」(とにかく笑える。面白い。パロディを教えるのにも使う。)
「泣いたあかおに」(これは当然、節分周辺に読む。友情の他、差別や偏見の学習にもなる。)
「おじさんのかさ」(やはり梅雨時に。能力を出し惜しむなというメッセージにも。)
「もこもこもこ」(意味不明な面白さ。とにかく楽しくなりたい時に。)
「だめよ、デイビッド!」(やんちゃ坊主を指導した翌日にでも。先日紹介した岩瀬先生のオススメ。)
本当は、絵本以外の読み聞かせもいいのだろうが、個人的に絵本が好きである。
(これは、完全に個人の好みである。)
学級経営のツールの一つとして、絵本の読み聞かせは有効であると考える。
2012年5月3日木曜日
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