若手の方向けの話。
この時期、ベテランの方は大体やっていることを一つ。
5月も終わろうという頃、学級開き当初とは様子が変わっているはずである。
平たく言うと、あらゆることが少しずつ弛む時期である。
慣れてくれば、弛む。
当然である。
では、具体的にどうするか。
環境から変える。
外からアプローチする。
実際は弛みは内面に起きているのだが、内面に働きかけるのは外面である。
つまりは、モノである。
例えば今年度の学級では
「物の扱いは人の扱い」
という言葉を定着させている。
物の扱いが乱雑ということは、人の扱いが乱雑ということ。
教室が落ち着かないのは、物の扱いが落ち着かないからである。
チェックする点はたくさんある。
目に見えるところだと、棚の上。
床。
椅子。
靴箱。
雨の日なら、傘立て。
公共、共同の場で、人様の迷惑になるような物の置き方をしていないかである。
また、見えないところも大切である。
個々のロッカーの中や机の引き出しは、個々の心のゆとりにつながる。
定期的に整える。
試しに、何も指導しないで下校させた後、靴箱と教室の椅子を見てみるといい。
落ち着かない子は、十中八九上靴と椅子がきちんとしわまれていない。
心が、外面に出ているのである。
そう考えれば、アプローチは単純である。
それらを整えさせること。
これに尽きる。
内面は変えられないのだから、外面を変えさせる。
これは指導の領域である。
教室が乱れていたら、子どものせいではなく教師の指導不足である。
弛みを感じたら、環境を整える。
学級経営の基本的手法である。



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