2017年5月29日月曜日

落ちてたらまた拾うだけ

千葉大学に勤める職員の方の言葉。
3月いっぱいで、大学内の職員の方々が多く入れ替わった。
大学では様々な仕事があるが、清掃を中心に仕事をしてくれる方もいる。

休み明けは、カラスがゴミ箱を漁って散らかすため、ものすごく汚くなる。
大学のゴミ箱は、学生だけでなく、土日に通る他の人々も捨てるため、ゴミ箱があふれかえる。
カラスにとっては、最高の餌場である。

以前、あまりにひどい惨状なので、取材をして教材化した。
(詳細は『教育技術』誌の道徳の授業に掲載されたので省略。)
子どもにも現状を知って欲しいと思ったからである。
自分たちの通学路がきれいなのは、自然で当たり前のことではないと知って欲しかったからである。

毎朝清掃をしてくれるその方に、インタビューをした。
「毎日こんなに散らかされて、大変じゃないですか?」
すると、笑顔でこう答えられた。

「落ちてたら、また拾うだけですよ。
それが仕事ですから。」

ガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。
その姿勢に、頭を下げるしかなかった。
仕事に対してグチを言っている場合ではない。
それが仕事である。
以前「仕事の9割は忍耐」という言葉を紹介したが、あれに通ずる。
完全に「参りました」という感じである。

この方も、3月にご退職をされた。
私が「おはようございます。」と挨拶をすると
「松尾先生。私、今月いっぱいで退職いたします。ありがとうございました。」
と、一度しか紹介していない私の名前を呼んで、丁寧に挨拶をしてくれた。

やはり、一つの事を徹底する人は、他もできているのである。
一事が万事。
凡事徹底。

周りの人から学べることは、本当に大きい。
常に感謝を忘れずに過ごしたい。

腹が立つ時には

最近、腹が立つということが減った。 なぜか。 自分自身の怒りを眺められることが増えたからである。 腹が立つ時を考えると、大抵が「痛い」ところを突かれた時である。 もう一つは、自分が否定された、妨害されたと感じた時である。 要は、ほぼ全てが、自己防衛本能の発動である。 ...

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