2016年3月24日木曜日

「学力」の経済学

「モラロジー研究会」で、野口芳宏先生が紹介してくださった次の本がある。
『「学力」の経済学 』
中室牧子 著  ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/dp/4799316850

アマゾンの「教育学」のベストセラー1位の本である。
これが面白い。
「その教育に本当に効果があるのか」という切り口で、様々な教育の施策や手法を調査している。
この本のすべての根幹は「科学的根拠」=「エビデンス」である。

例えば、少人数学級。
学力向上に効果があるのか。
また、その費用対効果のほどは。

結論だけ言うと
「少人数学級は効果があるが、費用対効果が低い」である。

ちなみに、政府の施策の中で、最も費用対効果が低いことで槍玉に挙げられているのが、学力テストである。
なぜそう言えるか気になる人は、本書をご一読いただきたい。

とにかく、学校現場では「タブー」になりがちなところを、爽快に言い切るところが面白い。
著者が教師ではなく経済学者のため、完全な現場目線ではないが、だからこそ遠慮無く書かれている点が秀逸である。

この本の中で、「教育にお手軽なものはない」というのが結論として述べられている。
何でも、効果のある方法は、苦労する。
前にメルマガでも書いたが、だだをこねる子どもへの教育は、我慢が肝である。
悪銭身につかず、である。

売れ続けているには、理由がある。
本当におもしろい本だったので、紹介してみた。

「捨てる」人間関係を考える

「捨てる」において、最も難しいのは、人間関係におけることである。 付き合いを捨てられないで、過剰な気遣いで苦しむ人も多い。 人間関係において、捨てると捨てないの基準は何か。 これは、自分なりでいいのだが、シンプルに設定しておく。 絶対捨てられないものをまず考える。 ...

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