2015年9月14日月曜日

蜂に刺されての雑感 攻撃性と孤独感

今回は、お盆に書いた記事で、少し力を抜いた雑感、エッセイである。

先月、土木作業中に、背中を蜂に刺された。
スズメバチではないようなので良かったが、痛い&痒い。
地バチの巣に知らずに近付いたのかもしれない。
とにかく、こちらに悪意はないし存在に気付きもしなかったが、攻撃された。
相手からすれば、「敵」だったに違いない。

そもそも、蜂はなぜ針を持っているのか。
巣を守るためである。
巣を襲う輩を撃退するためである。
人間はこれに進んで近付かない分、見つけ次第駆除する。
刺すから嫌われ、駆除されるのである。
悪循環である。
(余談だが、蜂の針は産卵管の変化したものである。
 したがって針を持っているのはすべてメスの蜂である。)

燕は、針のような攻撃用の武器を持ってない。
しかし、敢えて人間の家の軒先に巣を作る。
巣を守るためである。
燕の天敵が、人間嫌いであることを利用しているという。
軒先は、一番人目につくので、最高である。
燕自体は、人間を攻撃しない。(巣の下にフンが多いのは若干厄介ではある。)
「縁起がいい」とすら言われ、歓迎ムードである。
だから、人間はこれを駆除しない。
燕に攻撃用の武器はないが、それ故に巣が安全である。

スズメバチが、もし針を持っていなかったり、攻撃してこない存在ならどうか。
家の軒先はさすがにちょっとダメだろう。
しかし、今ほど積極的に駆除されることはないはずである。

人間関係も、これに通ずるものがある。
攻撃的な人には、近付きたくない。
自分に実害を及ぼす。

そうすると、周りは離れていく。
攻撃的な人ほど、孤独感を感じやすいのかもしれない。

クラス一の暴れん坊。
それは、一番、孤独感を感じている子どもかもしれない。

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