2015年4月25日土曜日

最高の学級づくりの必殺技

前号の「何となくを言語化する」ということの続き。
どうすれば「最高の学級づくり」ができるかを考える。

手前味噌ながら、昨年度、良い学級経営ができたと思う。
至らない点は多々あるものの、子どもたちは確実に成長を自覚していた。
保護者の皆様から「子どもがこの一年ですごく変わった」という有難い言葉を複数いただけたのも事実である。
(一方で、表に出てこないだけで不満も確実に存在するであろうことも、常に念頭にある。)

では、どうすればそうなるのか。
そこが、学級経営に悩む多くの教師の興味・関心の集まる部分である。
その「学級経営の必殺技」を、真剣に考えてみた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・思いつかない。
いや、正確に言えば、「必殺技」「決め手」が思いつかないのである。
一方で、こまごまとした実践や心がけは羅列できる。
割と、一工夫したり、がんばったりしたかと思うものやキーワードを羅列すると、
「クラス会議」「学級目標活用」「主体変容」「率先垂範」「24時間道徳」
「拍手」「3分間日記」「学び合い」「掃除」「給食」「歌」
「とにかく漢字」「外遊び」「得意技発表会」「会社活動」
「8の字跳び」「跳び箱」「鉄棒」「二重跳び」「水泳」
「10マス計算」「難問」「ことわざカルタ」「百人一首」
・・・・多分、まだまだある。

単語だけ並べても内容がさっぱりわからないと思うが、とにかく色々やっている。
「これ!」という決め手が絞れないのである。

ちょうど1年ほど前にも紹介したが、二宮尊徳の言葉の一つに「積小為大」がある。
小さいことを積み重ねることで、大きなことを為すということ。
「小」とは身の丈にあったことであり、平凡なこと。
それを集めることで、大きなことになる。

前号の話で私が「どうすればそうなるのか」を答えられなかった点が、そこにある。
極論すると「これをやればこうなる」という必殺技は、無い。
本当に、本当に小さなことの積み重ねなのである。
「8の字跳び」という実践一つについても、これ自体が小さな小さなことの積み重ねである。

一方で「一事が万事」ということも真実で、一つうまくいくと連動して他のことがうまくいく。
例えば「学級目標活用」は、私の中で外せない中心実践である。
ここは徹底する。
また、「24時間道徳」ということも、子どもに話すとともに常に自省している。
「これは、自分の道として正しいと信じられるか」と常に自問する。
子どもにも投げかける。(面倒な先生である。)
そうやって、自分の学級経営の「芯」を作っていく。

長くなったが、要は「必殺技」は、存在しないという結論である。
成功の秘訣があるとすれば「積小為大」。
小さなことの一つとして「学級開きや学級目標をどうしているか」というようなことなら、話せる。
(ちなみにこれは、3月30日の文科省でのセミナーでお話しした内容。)

成功への近道はない。
ただ、成功への道はある。
遠く見える道程も、一歩ずつ。
それも、行きつ戻りつである。
目の前の小さなことを丁寧に行うことが、ダイヤモンドの原石を削る作業である。
毎日を「繰り返し」でなく「積み重ね」で生きたい。

共感と勘違い

「インクルーシブ教育」に関連した話。 最近、刺さった本。 『跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること』 東田 直樹 著 イースト・プレス (2014/9/5) http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=21...

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