先日、千葉大学でセミナー講師をさせていただいた。
こういう機会をいただけるのは、実に有難いことである。
休日に有料の研修会に参加するような志ある方々へ話すのは、毎度ながらかなりのプレッシャーを感ずる。
可能な限り有益な話をしたいと願って立つ。
さて、私の師事する野口芳宏先生が、先日のサークルで次のような話をしてくださった。
「〇〇さん、最高の話って、どんな話だと思う?」
「う~ん・・・」
私は「感動する話かな?」などと考えた。
野口先生は、次のように回答された。
「最高の話とは、勇気が出る話だよ。」
なるほど、合点いった。
ちなみにこれは、野口先生自身が師と慕う先生から教えていただいた話だそうである。
ここからは私見。
勇気が出る話。
どんな話だろうか。
自分の思いついたものを羅列してみる。
・すごいと思っている人の失敗談(「自分と同じなんだ」という感覚)
・感動する話(困難の克服、愛、誰かを救った、成長ストーリー、・・・)
・がんばれば自分にもやれそうだと思う話(「試してみたい!」という感覚)
・・・まだまだある。
要は、参加者視点で、やる気スイッチが入るものであればいい。
日々の授業でも、少しでも「最高の話」に近づけるように、万全の準備を持って臨みたい。
______________________________
2015年4月17日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
0 件のコメント:
コメントを投稿