2017年2月15日水曜日

学校はブラック企業か

世の中に溢れているという、ブラック企業。
よく聞くのだが、どんな企業を指すのか。
定義がかなり広汎で曖昧である。

共通するキーワードとして「長時間労働」「賃金不払い」「パワハラ」辺りが多い。
とりあえずここでは、この3つを満たすとブラック寄りと考える。

ところで、学校はどうなのか。
「学校はブラック企業」と言われることもあるが、本当なのか。
自分自身の経験を振り返って考えてみる。

長時間労働について。
これは、当てはまらないこともない。
実際、何かとやることは多い。
ただ、きちんと仕事をしつつ早く上がる人もいるので、ここは言い切れない。
自分が残業をする時を考えると、大抵は要領が悪くて終わらないからである。
それ以外を考えると、授業準備や研究等でやりたいことがあって、自ら進んで残る場合である。
「無理矢理残される感」はない。
ただし、緊急事態等で残らねばならない時はある。(どの職業でも同じだと思う。)
よってこの点については×寄りの△。

賃金不払い。
これは一切ない。
学校でこれは聞いたことがない。
よってここは全く当てはまらず完全に×。

パワハラ。
これ自体の定義が難しいが、ここも考えてみる。
要は、有無を言わさぬ上下関係である。
ここも、現在は当てはまらない。
上下関係はきちんとあるが、立場の上下には関係なく、ものを言い合える。
例えば研究論文についての意見などは、立場は関係ない。
良くするために意見するのだから、誰でも言いたいことを言える。
今までのすべての学校では、職員自身だけでなく家族が体調を崩しても休みを認められた。
しかし、話を聞くと、この点でかなりアウトな学校も存在するという。
私も、過去に経験がないとはいえない。
(どの職種でも同じだとは思う。)
よって、ここも現任校は×だが、広くみると△。

結論、少なくとも私が今まで赴任してきた学校は、「ブラック企業」の類ではない。
むしろ、新任の頃からこんなにたくさんの人に意見を聞いてもらえる仕事も珍しいのではないかと思う。
(新卒からいきなり責任と裁量のある学級担任というのは、良し悪しあるとは思うが、チャンスでもある。)

しかし、学校現場からも事によっては、辛い声が聞こえる。
人によっては「ブラック企業」のように映ることも間違いなくある。
長時間労働という点についてだけ考えると、こと中学校教員の平均労働時間は尋常でないところもある。
「日本の中学教員が世界一の長時間労働」という世界的な調査結果がその事実である。

学校が「ブラック」になるか「ホワイト」になるかどうかは、システムの問題だけでなく、そこにいる人間次第である。

スペースを埋めない

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