2017年2月23日木曜日

学校を外に開く

先月行われたEdCamp in Tokyoでの学び。

教育に関心のある社会人から大学生まで、幅広い人々が百数十人参加した。
ランダムに5人集まると、その内教員は1人か2人。
参加者には教員以上に企業の人が多く、特に海外でも活躍している方が多い印象である。

企業の方が求めるのは、やはり「優秀な」人材。
ワンマンで自信過剰な一人よがりの人間ではない。
それは「アクティブ・ラーニング」の理念とほぼ一致する人材である。
つまりは、主体的で、対話ができ、深く掘り下げて考えられる人物。
双方向的コミュニケーションができ、創造的な提案ができる人物である。

この点では、どの大学を出ているから安心、ということはないという。
(逆に有名大学であっても、ある特定の大学の出身者は大抵使えない、という企業側の悪評もあるという。恐ろしい話である。)
社会が求める人材を大学に求め、高校に、中学に、小学校に・・・とおろしていく。
そうすると、それが、アクティブ・ラーニングの理念にほぼ一致する。
(※ただし、2020年版の新学習指導要領には「アクティブ・ラーニング」の用語は使用されない。)

ある公立中学校の発表では、旅行会社と提携して修学旅行を計画したという。
中学生に期間限定で会社の「社員」になってもらい、旅行プランを提案する。
修学旅行先で取材をし、それをもとにプレゼン資料をつくる。
実際に企業の前でプレゼンを行い、表彰もされ、それが実際に企業のPRに使われる。
実に興味深い取り組みだった。

他にも様々な学校の取り組みを聞いたが、多く共通しているのは、ITの活用と、企業や地域との連携である。
今、学校に求められている力をつけるには、学校を開く必要がある。
学校外のリソースを取り入れることで、一気に活動の可能性が広がる。

例えば私の勤務先の千葉大附属小でも、大学連携はもちろん、企業連携やNPO法人等との連携を積極的に行っている。
附属学校や私立学校は、先進的な取り組みによる存在意義の確立が常に必要であり、これからの時代に生き残るためには外に開くことが必至である。

時代の大転換期の今、これからの学校の在り方を真剣に考える時であるという。
経営の立場になくとも、意識していきたい。

子どもの眼・子どもの心

夏の読書に、次の本を紹介する。 『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』 鹿島 和夫 編 フォア文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4652039077 35年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。 ...

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