2015年5月17日日曜日

子どもが話を聞かなくなるコツ

前号で、言うことをきくことを期待しないという話をした。
しかしこれは、最高の準備をした上という前提のもとの話である。

また少し前に、料理がうまくいくコツの話を例に出した。
野菜を切る時、サラダならタテ切り、煮物ならヨコ切り。
原則として、同じ種類の野菜であれば、それでうまくいく

しかし、こと人間に関しては、コツの通りにやっても必ずしもうまくはいかない。
どんなにこちらががんばろうが、言うことを必ずきくかどうかの保証はない。
相手は、生身の人間だからである。

しかし、高確率で言うことをきかなくするためのコツはある。
そんなことを知って何になると思うかもしれないが、これは重要である。
予想できる失敗、避けられるはずの失敗を知っておくことで、成功する確率が上がるからである。
そこで、クラスの子どもが言うことをきかなくなる方法を考えてみる。
わかりやすくするため「話を聞かなくする」という行為に絞って考えてみる。

これはとっても簡単で、反応を無視して好きなようにしゃべりまくることである。
騒いでようが聞いてなかろうが、お構いなし。
とにかくたくさんしゃべる。
大声だとなおいい。騒ぐ子どもの声が更に大きくなる。
そして、内容もいい加減なものがいい。
一生懸命聞いている子どもに損をさせるという基本方針でいけば間違いない。
これを日常的にくり返していけば、賢い子どもほど確実に学習し、聞かなくなる。

コツを並べると、こんなところである。
これらのポイントを一つでも押さえておけば、どんな子どもも話を聞かなくなること請け合いである。
逆に言えば、一つでも当てはまる場合、話を聞く子どもを育てる方向にはいかない可能性がある。

ちなみに、今のコツの肝にあたる部分は「内容」である。
本来は、聞く価値のある話をする。
価値を感じないものに興味を持たないのは、正常な反応である。
授業は、そこに学ぶ内容、価値があるかどうかが9割を握っている。

次号、授業に絞って話を進めていく。

一律の宿題は、いらない

宿題の話。 例えば夏休み、学校では、どれぐらいの宿題が出た(または出した)だろうか。 教師の側からすれば「山ほど出した」という人は少ないと思う。 なぜなら「山ほど」かどうかは、受け手が感じることだからである。 「子どもの負担を考えて、少なめにしました」という人でも、相当...

ブログ アーカイブ