前号で、万人共通の絶対の方法は無いという話を書いた。
ところで、気になるタイトルの書籍がある。
『スペシャリスト直伝! 子どもの心に必ず届く言葉がけの極意』
西村健吾著 明治図書
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-135428-2
http://www.amazon.co.jp/dp/4181354288
子どもの心に必ず届くとは、大きく出たタイトルである。
著者は本ブログでも何度も登場している西村健吾先生。
水泳指導や組立体操をはじめ、体育を中心としたハイレベルな実践を展開している方である。
その実践の秘密の一端を知れるかもしれない。
期待して読んでみた。
一言で表すと、「リアル金八」。
語りが暑苦しいぐらいに熱い。
しかも、実績に裏付けられた本物の語り。
ご本人を知っているだけに、納得の内容。
子どもの心に届いているだろうと推察される。
この本の最大の特徴は、必殺フレーズの紹介だけでなく、その裏付けとなる教育観がきちんと書かれている点である。
むしろ、そちらにかなりの紙幅を割いている。
私の特にお気に入りのフレーズは、最後にあるこの二つ。
「苦しい時ほどノーブレス」
「自分に勝つ」
水泳指導に力を入れてきた、西村実践の極意がこの言葉に凝縮されていると思う。
苦しい時、何よりも呼吸をしたい時、その時こそ、ノーブレス。
他人ではない、自分に勝つと決めて腹を括る時にこそ出る底力。
人間には、つい楽をしたくなる弱い心がある。
そんな心に、打ち勝つための金言である。
子どもの心に必ず届くかは受け取り手次第だが、相当私の心に届いた。
読者の皆様にもおすすめできる一冊である。
2015年5月24日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
教室は、自分の考えを発表する機会が多い。 そして、声が小さいと聞こえづらい。 そうなると「大きな声で」という指導が入りがちだが、これだけだとうまくいかない。 前提条件がある。 まず、たとえ小さな声でも何とか聞こえる環境を作る方が先である。 原則は、仲間の発表中は全員が黙って聞く姿...
-
あいさつ運動、どの学校でもやるのではないかと思う。 しかし、なかなかできるようにならないのが実情である。 街中、都会になるほどしなくなる。 人が多すぎる為かもしれない。 それでも、学校はあいさつ指導の核になる場である。 (全ての教育の核は、学校である。地域の大人も学校の...
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...



0 件のコメント:
コメントを投稿