2015年1月19日月曜日

次のために今までを振り返る

メルマガ上に年度末に書いた記事なので、やや時期がずれるが、ご容赦を。

日誌の大切さは何度も書いてきた。
原田隆史先生の「東京教師塾」では、日誌を重視しており、日誌を提出する課題も出る。
日誌は「原田メソッド」の中核をなす部分である。
日誌を毎日つけることで、出来事を自分の中に留める効果がある。
出来事を振り返り、よかったことや感謝したいことを確認して、自己肯定感を高める。
さらに「今日をもう一度やり直せるなら」という視点で、改善策を考え、より良い行動を選択できるようにする。
あくまで「日記」ではなく、「日誌」である。
「言」で「志」である。
記録ではなく、志すために行う。

これを毎日の終わりに行うのだが、月の終わり、年の終わりにも応用できる。
日誌が苦手な人でも「年誌」ならできるのではないかと思う。

一年を次の観点で振り返ってみる。(「原田式日誌」の各項目を一部修正して引用)
1 仕事効力感(よくできたこと・効果や成果・変化があったこと)
2 自尊感情(自信がついたこと 感謝したいこと 等々の肯定的感情)
3 今年をもう一度やり直せるなら(最高の一年間の想像)
4 目的・目標達成に向けてヒントになった言葉や出来事

一つずつでもいいから、挙げてみると、次の年への糧になる。
なお「職場」「家庭」「趣味」「交友関係」など、好きなジャンル毎に考えるとよい。
やってみると楽しいので、結構書ける。(あくまで楽しく行うこと。難しく考えすぎない。)
自分の場合を例に書いてもよいが、人のものを見ても仕方ないのでここには書かない。
大切なのは、誰かに見てもらうというより、内観することである。
だから、誰にも見せない前提で、素直に書くといい。
人に見せると自慢気になりそうなことほど、自尊感情は高まる。
(孫を撮影したビデオをお客様に見せるようなものである。気持ちはわかるが、自分で楽しむべし。)

1と2を書くと、テンションが高まり、来年へのエネルギーになる。
周りへの感謝もエネルギーの一つである。

3は、特に大切である。
ここが来年の行動目標になる。
例えば3に「毎日運動をして理想の体型になっている」と入っている場合、2014年は毎日運動しなかった訳である。
だから、「毎日運動」が来年の行動目標に入る。
3を書くと、2015年の行動目標が自然と出てくる。

4は、本当は日々何かに記録しておくといい。
私は、いい言葉や気づいたことを、付箋に書いて手帳に貼っておく。
それを、専用のノートに移して貼ってまとめている。(付箋にする理由である。)
1年分たまると、かなりの量になる。
時々読み返すと、なるほど最近ここが抜けていたと思い出すことがある。
元気が出ない時や自信を失った時の助けにもなる。
この中の、特にこの1年「これだ!」という言葉や出来事を選ぶ。

感謝すべきことというのは、空気と同じで、意識しないと有り難みに気付きにくい。
だから、先の1~4を書いてみる。
そうすることで、感謝に気付き、次へのステップにつながっていくと思う。

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