心学者「円 純庵」という方の「心学」のフェイスブックの記事に、
前号までの「自分の文脈に落とし込む」に近い話があった。
ご本人の許可を得たので、以下引用する。
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自分に合う
自分にあった形や量でなければ役に立たない。
靴や洋服の色や形が綺麗で気に入っても、
自分のサイズに合わなければ履いたり着たりすることは出来ない。
小さい靴は履けない、大きい靴は歩き難い。
小さい服は着られない、大きい服は似合わない。
自分のその時々に合ったものが必要。
何事も自分に合った質量がある。
それを判断するのは自分自身の心。
希望や欲望は分かるが、自分自身それを使い熟すならば、
自分に合ったものを見つけなければならない。
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「自分のその時々に合ったものが必要。」という一文が、すとんと腑に落ちた。
色々なことを学ぶと、それを全て使いたくなる。
また、上手くいくと、次の年にも使いたくなる。
ただ、これは、気を付けないといけない。
誰かがうまくいったからといって、自分もうまくいくとは限らない。
また、以前うまくいったからといって、次もうまくいくとは限らない。
しつこいようだが、相手が違う。
そして、自分自身も変わっている。
これは、以前あっていたサイズの服が、小さくなってしまう例に当てはまる。
逆に、名人の授業をそのまま真似ても全然うまくいかないのは、サイズが大きすぎる場合の例である。
また、T.P.O.も大切である。
今の自分にぴったりの革靴でも、登山では全く使えない。
単学級の学校から、大規模校に異動すると、何かとうまくいかないのもこれである。
(逆もある。常識がまるで違う。)
時と場が変われば、常識が変わり、適切な方法も変わる。
「自分に合う」+「環境に合う」の両方への配慮が大切である。
2015年1月11日日曜日
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