元旦の記事で、かなり大きなことを書いた。
「日本の教育」のように大きく論じると、具体性を欠く。
では、具体的にどんな大きなことをやればいいのか。
話は少し飛ぶが、次の本を購入した。
『何のために生まれてきたの? 希望のありか』やなせたかし著 PHP
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-78300-0
30分もあれば読める、実に分かりやすい本である。
この本の中で、東日本大震災で『希望のハンカチ』という歌を作ったことについて、次のように書かれている。
=============
(引用開始)
歌だけで元気になるわけではないんだけれど、でも、僕のできる範囲のことでいえば、そういうことしかできないので。
僕は歌を作り、別の人はまた別のことをやって、いろんなことが重なっていけばいいと思う。
歌ひとつでみんなが元気になるなんて、そんなことはできません。
でも、少しはお役に立つかなあと思ってやっています。
(引用終了)
=============
つまり、大海の一滴かもしれないけれど、小さなこと、やれることをそれぞれがやる。
やなせさんの言葉を借りれば「自分の教室の授業だけで何とかなるわけではないんだけれど・・・」
となる。
一人ができることは小さい。
自分の力だけで「みんなのやる気スイッチオン!」なんて、そんなことはできっこない。
だが、あらゆる教室で、小さなそれが重なれば、とんでもなく大きなこともできる。
そういう構想もあって、今年は昨年以上に、校内だけでなく、全国の仲間とのつながりも大切にしていきたいと思っている。
小さな力の一つとして、自分の教室での実践も大切にする。
まずは今目の前にいる子どもたちに精一杯関わっていきたい。
2015年1月21日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
実習生にした話。 AとBで迷った時はどうするか。 AとB、それぞれのメリットとデメリットを羅列する。 メリットが多く、デメリットが少ない方を選ぶ。 その際、「安全」にデメリットがある場合、これは最優先で取り除く。 体育の授業における例としては ・帽子を被らせるか否...
0 件のコメント:
コメントを投稿