2014年11月1日土曜日

8の字跳び まずは少数精鋭を育てる その2

前号の続きで、先に少数精鋭を育てることのメリットを述べる。

先に少数精鋭を育てるというと、何だか苦手な子どもを放っておいているような冷たいイメージがある。
(便宜上、本稿では8の字跳びに対して「得意な子ども(=○)」「苦手な子ども(=△)」とそれぞれ表記する。)
真実は、真逆。
苦手な子どものために、得意な子どもを育てる必要がある。

どういうことかというと、得意な子どもが、苦手な子どもをカバーしてくれる。
たとえば苦手な子どもは、縄に入るタイミングが遅い。縄から出るのも遅い。
つまり、△△△・・・と並ぶと、後ろにいくほどどんどん跳ぶのがきつくなる。
逆に○△○と配置してもらえば、苦手な子どもも跳べて、後方へのしわ寄せも消してくれる。
この作戦でいくと○△○△○・・・という配置になる。

つまり、得意な子ども(○)は苦手な子ども(△)と同数以上必要になる。
だから、得意な子どもを増やせば、苦手な子どもが救える。
8の字跳びは、チームプレーである。
自分だけ日本一跳ぶのがうまくても、全く記録は伸びないのが特徴である。

また、自分だけモチベーションが高くても、記録が伸びない。
仲間のモチベーションをいかに上げるか。
それは、良い雰囲気作りであり、まずは得意で前向きな子どもが中心に作っていく。
だんだんと周りを巻き込んでいく。
やがて苦手な子どもをみんなが応援、サポートして跳ばせて、全員で喜ぶ。
「クラスで一番運動が苦手」という子どもが跳んだ時は、必ず全員がわっと喜ぶ。
この時一番嬉しいのが本人で、次に嬉しいのが直接サポートした得意な子どもである。

そして、少数精鋭は、育てやすい。
最初からモチベーションが高い。
プラスに目を向けて、まずは長所伸展。
明治維新の志士を育てた吉田松陰先生も
「長所伸展、短所無視」と仰っている。
人間は、短所に着目されるときつい。

短所ばかりを見て、長所に目を向けない事態を避ける。
授業全般でも同様の、学級経営の大原則である。

腹が立つ時には

最近、腹が立つということが減った。 なぜか。 自分自身の怒りを眺められることが増えたからである。 腹が立つ時を考えると、大抵が「痛い」ところを突かれた時である。 もう一つは、自分が否定された、妨害されたと感じた時である。 要は、ほぼ全てが、自己防衛本能の発動である。 ...

ブログ アーカイブ