2017年6月26日月曜日

教育力のある子ども集団を育てる

5月に他県の教育委員会に招かれて行った、研修講座で話した内容。

学級における2対6対2の話をした。
問題行動や遅れの目立つ2割にひっぱられないこと。
自主的に動く2割の行動には特に着目して広めること。
6割がどちらに動くかで決まるということ。
結果的に、困難の多い2割も救われるということ。

かなり基本的なことだが、失敗の大半はこの対応にある。
特に5月から6月は、子どもも問題行動を起こしやすい。
大人も子どもも疲れる時期なのだから、自然なことである。

親は、我が子がどうかということに最も着目する。
当然である。

担任は、クラスの子ども全員、一人一人がどうかということに着目する。
一人でも問題を抱えている子がいれば気になるし、全体としても気になる。

その辺りの意識の差をもつこと。
親が我が子を中心に見てくれと要求するのは、ある意味当然である。
その願いをまずは受け止める。

その子だけをかまっていれば、当然他の子やその親から見てくれと要求がくる。
だから、全体を見る目が必要で、一人で学級を抱え込まない事が大切である。
周りの助けを得る。
何より、子どもの助けを得る。
手のかかるところにばかり着目していると、そこを落とす。

教育力のある子ども集団を育てる。
そのためには、きちんとやる子を落とさない。
基本的なことだが、大切なことなので、改めて書いてみた。

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