2017年4月16日日曜日

東大生の6割が「小学生時代にスイミング教室」

プレジデントオンラインの、次の記事に目がとまった。

「水泳で本当に頭が良くなるのか?」東大生の6割が「小学生時代にスイミング教室」(文:大塚常好)
http://president.jp/articles/-/21527

読み進めると、なるほどなるほど、面白い。
水泳に空間認知能力を養う機能があるというのも、興味深い。

しかし、一番納得したのは、最後のくだり。
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(引用開始)
東大生は小学生時代に学習塾の「公文」に通っている率も高いとの報告もある。
また、複数の習い事(勉強系含む)をしたほうが頭のいい子が育つという専門家もいる。

結局のところ、言えるのは東大への切り札的習い事はわからないということ。
よって、あれもこれもやらせようと親が欲張ってもしかたがないということ。
子供本人が楽しめて達成感や自己肯定感を味わえるような習い事をするのが一番ということなのだろう。
(引用終了)
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そう。
「〇〇をすれば××」と安易に考えたくなるのは、人の性である。
そんな単純なことはない。
様々な要素が複雑に絡み合ってできている。
その中で「この要素は関係あるかも?」程度である。

教育実践も同様。
〇〇の手法を取り入れたから、アクティブ・ラーニング。
そんな訳ない。
そんな単純だったら、全国どの教室でも大成功である。

相手が人間である以上、一つの手法が万能ということは有り得ない。
毎回が手探りの試行錯誤である。
その中で、どうやら効く相手の割合が比較的高そう、というのが「有効な手法」である。
(拙著『切り返しの技術』の各手法も、その点はご多分に漏れない。)

はさみは割と万能で便利だが、すべてのものを「切る」のに適している訳ではない。
包丁の方がいい場合もあれば、チェーンソーがいい場合もある。
包丁で紙を切るのは、容易ではない。
チェーンソーで料理をしたら、間違いなく散々な結果である。
どの道具がいいという問題ではない。
使い型と、使う対象次第である。

特に、人間は権威のある人の意見に盲目的に従うのが本能的にプログラムされているため、注意が必要である。
有名人が「ある実践が有効」だと言っても、自分自身で試して判断する必要がある。
また、効果の程も、表面的でないか、自己満足に陥ってないか、吟味する必要がある。

良い方法を求めつつも、その是非は自分で判断するようにしたい。

子どもの眼・子どもの心

夏の読書に、次の本を紹介する。 『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』 鹿島 和夫 編 フォア文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4652039077 35年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。 ...

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