最近、以前よりも指導が「ゆるやか」な感じがしている。
自分の中では、いい傾向だと思っている。
あまりびしっとしていないという分、自由度を上げるようにしている。
理想型は「自由な雰囲気を持ち、やる時はやる」という集団である。
これも、子どもたちのレベルに応じてである。
つまり、相手による。
もっと自分たちでやれそうなら、もっと自由度を上げる。
自分たちでやるのは難しそうなら、自由度は下げて教師側の指導性を強く出す。
全て、相手に応じてである。
子どもたちには「信用と自由」の天秤図で伝えている。
(出典:『子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話』平光雄 著 致知出版社
http://online.chichi.co.jp/category/BOOK/1052.html)
信用が大きくなるほど、自由が大きくなる。
また、自由が大きくなるほど、責任も大きくなるということも伝える。
これは、社会における融資の仕組みと似ていると思う。
そうすると、子どもたちは自由が欲しい分、やるべきことをきちんとやるようになる。
結果、ますます自分たちがやれることが増えて、さらに自由になるという好循環である。
アクティブ・ラーニングの実践は、能動態である以上「自由度」が結構重要になってくる。
教室には、やるべきはやり、かつ自由な空気というのを醸成していきたい。
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読者の皆様と、教育について磨きあえる場を目指します。 教育観を中心にしつつ、仕事をためず能率よくこなすコツも載せていきます。 子どもの学力向上、体力向上、授業力向上、道徳教育、アクティブ・ラーニング等についてもふれていきます。 「先生になったけど、理想と現実が・・・」と悩む方々、一緒に解決策を考えませんか? 4月は学級開きのネタ、5月は運動会ネタなど、旬の話題を扱います。特に1月、2月は、得意の大縄や8の字跳びのコツもお伝えします。 2日に1回更新します。
2015年11月6日金曜日
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