2015年11月11日水曜日

科学によるやる気スイッチオンの方法

前号の続きで、脳のやる気スイッチを入れる方法。

脳内のやる気物質は、有名なアドレナリンを始め色々あるが、まとめて「アミン系神経伝達物質」という。
やる気スイッチオフという状態は、この物質が脳から出ていない状態を指す。

で、気になるのが、どうすれば出るのかという点。
極めてシンプルである。

答えは、とにかくやること。

行動を起こすと、アミン系神経伝達物質は勝手に分泌されるらしい。
やる気がなくても、とりあえずやればスイッチオンになるという仕組みである。
つまり、動き出すきっかけ作りや、仕掛けの仕込みが肝心といえる。

例えば私なら早起きするために、起きた時のコーヒーを楽しみの仕掛けにしている。
コーヒーを飲みたいからとりあえず起きようという仕掛けである。
単純だが、かなり効果がある。

逆にいうと、脳は必要もないのにいつまでもダラダラと寝させてしまう構造をしている。
やらないとやる気が出ないからである。
十分睡眠時間は足りていてもダラダラしてしまう原因がここにある。
(寝ていて最高に幸せなら、寝ていればいいと思う。本人に罪悪感がある場合は、嫌でも起きた方が良いと思う。)

つまり、今後「私のやる気スイッチをオンにする方法は何ですか。」または「クラスの子どものやる気スイッチオンにする方法は?」
と聞かれたら、「やることですね。」と答える。
「何だその答えは!?」と思うが、結構重要である。

子どもの自主性を重んじるあまり、すべて子どもに選ばせようとする。
すると、やったことのないものや自信のないもの、不得意なものには興味を示さないか、抵抗を示して選ばない。
理由は、前号の話で紹介したように、人間は基本的に新しいものへの興味よりも失敗への抵抗の方が強いからである。

だから、時に教師が子どもに「やろう」というきっかけを作ることは大切である。
そこにやる気を出すかどうかは、その後の話になる。
「アクティブ・ラーニング」の自主性を履き違えて、何でも子ども任せにしては、せっかくのチャンスを逃す。
「指導」の言葉が示すように、ある方向を指し示して導くためのきっかけづくりは、教師の重要な仕事である。

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