2015年2月4日水曜日

逆転発想 本当に「○○をすれば力がつく」のか?

先日の野口塾IN木更津での学びのシェア。
今回は講師のお一人、横田経一郎先生の講座からの学びを。

「○○をすれば学力がつく」
○○に入る言葉をまずいくつか挙げていただきたい。
何が思い浮かぶだろうか。

横田先生の挙げた例は
少人数指導
指導時数を増やすこと
ドリル学習
であった。

この「常識」を疑えとのこと。

もしかしたら、上記の
「○○をしているから学力がつかない」
のかもしれないと考える。

つまり、良かれと思ってやっていることが、根本的に正しいのかを疑うと、見えるものがある。

少人数指導をしているせいで、学力が伸びていない実態はないか。
少人数指導の先生に任せてしまっていないか。
そのために、本来やるべき工夫を怠ってはいないか。
逆に多くの子どもとの学び合いの中でなら、学力がつくことはないか。
・・・いくらでも発想が出る。

例えば「指導時数をふやすこと」「ドリル学習」で、逆に国語嫌いや算数嫌いを作っていないか。
もちろん、何でもやり方次第なのだが、何事も、過ぎたるは及ばざるが如し、である。

「こうすれば大丈夫!」「こうするのが当然」という「常識」をひっくり返してみる。

疑うべきは「こんなに常識に従ってがんばっているのに、どうしてうまくいかないのか?」というものがいい。
自分の学級の場合で考えてみる。
私は「なるべく早く集中して宿題や連絡帳、日記を見終われば、クラスの子どもと休み時間にふれあえる。」
と思っていた。しかし、冷静に考えると
→「なるべく早く集中して宿題や連絡帳、日記を見終わろうとするから、クラスの子どもと休み時間にふれあえない。」
という現実である。
つまり、そっちに集中したいがために、休み時間に子どもと話すことができないのである。
また、日記なども子どものためと思って丁寧に見ようとすればするほど、泥沼である。
根本的に、前半の「提出物系のチェック方法を変える」か、後半の「ふれあうの形か時間を変える」という方向で考え直せる。

これは、日常生活のありとあらゆることに適用できる。

身近な例で考えると
「睡眠時間を8時間とれば、疲れがとれる」
→「睡眠時間を8時間とるから、疲れる」(人によって眠りの深さや適正睡眠時間は異なるのが真実。)
「勉強をすれば、知っていることが増える。自信がつく。」
→「勉強をすれば、実は知らないということが増える。謙虚になる。」が真実。
「がんばってたくさんの仕事をこなせば、いつか自由な時間ができる。」
→「がんばってたくさんの仕事をこなせば、ますます仕事の依頼が増える。」が真実。

これは、本当に役に立つ考え方だと思う。
仕事や生活における様々な「常識」を見直してみて、問題解決に当たりたい。

子どもの眼・子どもの心

夏の読書に、次の本を紹介する。 『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』 鹿島 和夫 編 フォア文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4652039077 35年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。 ...

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