野口塾IN木更津での学びシェア。
今回は野口芳宏先生の講座から。
冒頭で「常時善導」の言葉があった。
教育とは、そのままにしておかないこと。
活動だけではダメ。
悪くしてもダメ。
常に善導せよとのこと。
国語の授業一つとっても、それは言える。
あまんきみこの「白いぼうし」が教材の、国語の講座。
発問を色々としていく訳だが、何でもかんでも発問すればいい訳ではない。
どうでもいいことはきかない。
では、どうでもよくないことは何か。
野口先生曰く「人柄が読み取れる発問をせよ」とのこと。
つまり、そこに着目すれば、主人公がどんな人物かより深くわかる発問をするべしとのこと。
「白いぼうし」なら、例えば白いぼうしを拾いにいく場面。
わざわざ車を停車させて拾いに行く。
ここだけでも人柄がわかる。
ここにかぶせて、次の発問をされた。
「エンジンを切ったのか、かけたままか。」
一見すると、読み飛ばすし、どちらでもいい発問のように見える。
しかし、実はここに主人公の人柄が出る。
文章をよく読むと、これもわかる。
エンジンは、切っている。
少し停めるにも、エンジンを切るような、何事にも丁寧な人物である。
国語の物語文で何を発問すればいいかわからないなら、主人公の人柄がわかるものを探す。
これだけでも、明日の授業が変わること請け合いである。
2015年2月13日金曜日
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